京都サンガ ピーター・ウタカの得点感覚
2021年3月21日
本日の京都サンガの対戦は、ホームでのジュビロ磐田戦。
昨季J2リーグ得点王、注目のピーター・ウタカは、スタメン。
結果から言うと、2得点1アシスト3得点全てに絡む活躍。
①まずは1得点目
左サイドからのグラウンダーのクロスを受けて、左足で流し込む。
ペナルティーエリアの深い場所にあえて侵入せず、ボールを呼び込む動きがこの得点の素晴らしいところ。
②続いて2得点目
相手のパスミスをついてボールを奪って、そのまま右足でグラウンダーでゴール。
まず相手の隙を常に狙っているところ。
そして一瞬のスプリントでボールを絶妙な位置に運んで、キーパーの手が届かないところに流し込んだ。
③さらに3点目をアシスト
前段階として左サイドで得意のキープ力を生かして時間を作る。
相手ディフェンダーは、その動きにつられて一瞬ボールウォッチャーに。
そして意表を突いた浮き球ではなくグラウンダーでの左足のクロス。
④やはり健在
守備の面では、少し手を抜くが、相手ペナルティーエリア付近においては、本当に違いを生み出せる選手。
その動きは、J2リーグのみならずJ1リーグも含めても稀有な存在。
京都パープルサンガの試合も時折チェックしてみようと感じるウタカの活躍ぶりであった。
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2020年12月14日
2020J2リーグ得点ランキング1位、元ナイジェリア代表ピーターウタカ、町田ゼルビアへの移籍が濃厚らしい。
現在所属している京都サンガは、来年は曺貴裁の監督就任が内定している。
湘南で指揮していた時は、チーム全体の運動量や強度を重視したアグレッシブなプレッシングからの速攻を得意としていた。
ボールを奪ってから、5人6人と波のように押し寄せてくる迫力のある攻撃は、魅力的だった。
前線からのチェイシングも要求されるため、守備に多くを求めることができないウタカは、スタイルに合わないと判断したのだろう。
今季J2で22得点を記録しているウタカは、得点をとるということに関しては、まだまだ特筆すべきものがある。
その体の強さ、一瞬の嗅覚、動きのメリハリ、多彩な得点パターン、ディフェンスからしたら一瞬も
目を離すことができない。
しかしその一方で、毎年のように移籍を繰り返す選手でもある。
攻撃に力を尽くしてこその選手であるだけに、監督の理解なくしては、力を発揮することができないのだろう。
少し話は逸れるが、会社組織においても同じようなことが起こりうる。
どんなに能力の高い社員も、上司の裁量によって状況は大きく変わる。
そのような意味では、選手と監督の関係も、会社での部下と上司に置き換えても面白い。
来季所属の町田でも、ポポヴィッチ監督とのコミュニケーションがうまくいけば、また得点を量産する事だろう。
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