モダンサッカーTakaビジョン

世界一のスポーツ⚽️ サッカーの魅力を探す旅に出かけよう❗️

鹿島アントラーズ 上田綺世の一芸

Jリーグではなく、世界に出て活躍しようというのであれば、全体的なレベルが一定以上の水準であり、なおかつ一芸に秀でていなければならない。


上田綺世は、まさにその一芸を持つ選手であり、Jリーグの日本人ストライカーでは、
最も大きなスケールを感じさせてくれる選手である。


Jリーグ第32節、清水戦の今季10得点目のゴールは彼の良さが光ったゴールであった。
先日のマリノス戦でも見事なトラップから素晴らしいゴールを決めていたが、今回のゴールは、私にとってはそれ以上のゴールであった。


ファンアラーノが中盤でフリーでボールを持った時、清水ディフェンダーはそちらに意識が向く。
その一瞬の隙に、僅かに外に膨らみ、ディフェンダーの死角を取り、次にボールを受けるための体の向きを整える。
そしてパスコースを指差しながら、一気にトップスピード。
ボールを受け、キーパーを冷静にかわし、ゴールに流し込んだ。
状況判断が抜群。この動きについていく事は、簡単ではないだろう。


動き出しの鋭さに置いては、昨年の南米選手権で対戦したチリ🇨🇱代表のディフェンダーすらも初見では彼を掴みきれてはいなかった。


彼は使われるタイプのストライカー、今後海外移籍した時などは、周りとのコミュニケーション、連携も大切になってくるだろう。
ただサッカーIQの高い選手だけに、様々な逆境も乗り越えていく事だろう。
ヨーロッパでの戦いを是非見てみたい。