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ACL準々決勝に見るFK考察

昨夜のACL準々決勝では、ヴィッセル神戸の古橋享梧の素晴らしいFKが、
乗り切れないチームを救いました。
この試合からFKにおけるいくつかの考察を書き記そうと思います。


①古橋のFK
試合後の本人の談話で、ドウグラスからのアドバイスがあったという話。
ただ、しっかりと壁の下を通し、ゴールの隅へコントロールしたキックの技術が素晴らしい。流れのプレーの中でも、随所に見せるキック技術の高さが表現できた。
また、その前のドウグラスの蹴ると見せかけての跨ぎにも注目したい。
サッカー経験者なら分かると思うが、キーパーからして、左右どちらのキッカーが
ボールを蹴るか読めないというのは、実に難しくなる。
壁の作り方、上下左右へのシュート予測、自分の間合いで備える事も簡単ではない。


② ①を踏まえてのヴィッセル側の対応
後半16分 ヴィッセルPA前、水原のFK。キッカーはイキジェ。
前半の得点の後だからこそ、自軍の壁の後ろにきっちりと選手を配置。
足を開いて、飛んだ壁の下を抜かれないように備えていた。
左足で強烈なシュートを放つも、ドウグラスの顔に当たってはじかれる。
この時のドウグラス、その横のフェルーマーレンの勇敢さが光る。
強烈なシュートに対して、体全体が全く正対した状態で対応。
ボールに対して、顔面に当たるまで目を逸らさずに完璧なブロック。


③ ②を踏まえての考察
後半26分 キッカーはコサンボム。
右足で強烈なボールを蹴り込むも、ペナルティエリア手前の中央で壁となっていた古橋が体に当てて守る。
しかしこの時は、古橋はシュートに対して横を向いてしまっている。
壁と壁の間に隙間ができてしまった。
シュートが壁の間を抜ける事もあるし、体に当たったボールがリフレクションで
ゴール方向に飛んでしまう可能性も高くなる。
結果的には、シュートブロックできたが、世界と戦う上では、このような
細かい対応も命とりになる場面だった。


総括
3つのFKを取り上げたが、セットプレーはサッカーの見所の1つと言える。
1つの試合の中で流れとして見るのも興味深い。
また別の機会に、コーナーキックやスローイングも取り上げていきたいと思う。