モダンサッカーTakaビジョン

世界一のスポーツ⚽️ サッカーの魅力を探す旅に出かけよう❗️

クロップ監督から南野拓実へのメッセージ


リバプール南野拓実のサウサンプトンへの移籍が決定し、同チームクロップ監督からその理由が説明された。

「タクミは信じられないほど素晴らしい選手だが、十分なチャンスを与えることが出来なかったことは事実だ」

「理由は様々だ。ディフェンスにおいて、我々に十分な高さがなかったことが問題で出場できないこともあった」

この中でピックアップコメントとして、ディフェンスにおいて十分な高さがなかったというところに着目する。

フォワードの選手が、高さを必要とするディフェンスとは、つまりセットプレー時の事であろう。

相手のコーナーキックやフリーキックにおいて、ペナルティーエリア内でのディフェンスが必要な時、フォワードも自陣ゴール前まで下がる。

南野は、身長174センチ、高さをセールスポイントにする選手ではない。

それに対し、南野と出場機会を争い、放出候補ともなっていたベルギー代表オリギは、185センチ。

オリギも今季出番が限られ、その出場時間は、南野以下である。

ただ監督は、あらゆる状況を想定して、必要な選手を手元に残す。

ケガ人が出た場合、守り切りたい場合、退場者が出た場合、それこそありとあらゆるシチュエーションを考えた結果、南野ではなくオリギを必要としたのだろう。

もちろん南野の放出理由はそれだけではないだろうが、サウサンプトンへのレンタル期間は半年。

移籍先で今よりも様々なシチュエーションでプレーできるユーティリティー性を高めてこいとのクロップ監督からのメッセージでもあるのだろう。