モダンサッカーTakaビジョン

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時代の変遷 求められるユーティリティ性

何事においてもユーティリティ性(多様性)が求められる時代になっている。

まずは夫婦のユーティリティ性。



昭和から平成前期にかけては、『男性が外で働く、女性が家事をする』という役割分担が、夫婦の基本的な形として色濃く残っていた。

しかし現在においては、『男性は働きながら家事をする、女性も家事をしながら働く』

という形も今や良く見かける形となっている。

以前のような役割分担の構図もそれなりのメリットがあると思うが、女性の社会進出、男性だけの稼ぎだけでは家計が維持できない、というような現実が背景にある。

私の周囲を見渡すと、女性が働く姿は一般的に見かけるが、男性の家事への参加が心許ないという印象がある。

蛇足だが、多くの女性がさらに管理側にまわるような社会が実現すれば新しい時勢が到来する予感がする。


次に仕事のユーティリティ性。



副業という観念が一般的になってきた。

令和の時代は、1つの仕事から収入を得るという働き方ではなく、様々な技術や知識を駆使しながら、

収入の入口をいくつか持つという作業が必要になってくるだろう。

専門的な能力が必要な仕事ももちろんあるが、AIの台頭、ネット上での情報伝達が迅速に行われる現在であれば、自分が就業している仕事が一寸先には収入が見込めない事も考えられる。

少し理由は違うがこのコロナ禍でそれを実感している方も多いのでは。

これからの時代を生き抜くためには、いくつかの収入源を持っていて決して損はないだろう。


最後はサッカーのユーティリティ性。

フォワードという点を取る事が本職とされるポジションをクローズアップする。


初のサッカーワールドカップが開催されたのが1930年。

チーム全体の前方に位置するフォワードが、点を取る事によってその存在意義を見つけるという時代は長かった。

いつからだろうか、イメージでは2010年の南アフリカワールドカップで、現ヴィッセル神戸のイニエスタも優勝メンバーに名を連ねたスペイン代表が大きく時代を変えた印象がある。


当時のスペイン代表は、ゼロトップという戦術を採用。

通常フォワードに位置する場所に特定の選手を置かず、選手層とその能力が厚かった中盤の選手達が、

試合中入れ替わりながらフォワードもポジションに入っていった。


現在の日本代表の不動のフォワードもブレーメン所属の大迫勇也。

フィニッシュだけでなく、ポストプレー、バスワーク、コンビネーションプレー、守備までこなすユーティリティ性の高い選手である。

今のサッカーのトレンドに合っている現代的なプレーヤーである。


ただ最後に矛盾するが、今もフォワードの最大の存在意義は、点を奪うという行為であるというのは揺らぐ事がない真実でもある❗️