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日本におけるサッカーと野球の比較 独断と偏見


こんばんは😃Takaビジョンです❗️
春のセンバツ高校野球を見て思った事。


日本においては、まだまだサッカーより野球の方が国民に根付いているスポーツである。
メディアの扱い一つとっても、その注目度の違いは明白である。
今回はその理由について、個人的独断と偏見を持って言及してみよう。


もちろん歴史的背景など、その理由はいくつも存在するのだが、今回クローズアップするのは、該当のスポーツの競技内容。


●サッカーの特徴
・動きが多い
・得点が入りにくい
・攻撃、守備のポジションが比較的決まっているため、得点機に関わるという意味では、
各プレーヤーが平等ではない
・試合中、監督の意思が入りにくい(基本的に試合が止まらないという意味で)


●野球の特徴
・試合の動静がはっきりしている
・攻撃と守備、両軍に平等の機会
・どのプレーヤーも試合を決定づける場面に関わりやすい
・試合中、監督の意思を選手に伝えやすく、その指揮の影響が大きい


この中で日本人が好むのであろう野球の特徴を追記する。


①試合の動静がはっきりしている
相撲を国技とする日本国。
相撲は、競技と競技との間に『間』が存在する。塩を土俵に撒いて場を清めたりなどする部分である。
そういった間が古来からの日本人の文化として染み付いていると仮定するのはいかがだろうか?
野球にも、ピッチャーの投球間隔、バッターから次のバッターへの間、イニングからイニングへの間など様々な間が存在する。
観戦という観点から見ても、目を離す事が難しいサッカーに比べて、その間を使って酒や食を楽しんだり、用を足してきたりと何かと都合のいいことも多い。
どのプレーヤーも試合の行方を決める決定的な機会に、攻撃守備の両面で関わることができるというのも平等の側面がある。
サッカーでは攻撃と守備の選手、中央の選手とサイドの選手という比較では、その機会に差がある。




②攻撃と守備、両軍に平等の機会
『正々堂々』という言葉があるように、日本では『平等』という感覚が社会に根付いている。
どちらかだけが攻撃や守備の回数が多いというのは、『不平等』と見ることもできる。
野球では、基本的には、攻撃と守備の回数が各チーム9回。
(延長戦や9回裏の攻撃がないケースは除く)
その9回で27個のアウトをお互い取られた時点での得点を争うスポーツ。
あえてサッカーに例えるならば、PK戦のようなルールであろうか。
どちらかが攻めてばかり守ってばかりという展開はありえない。


③試合中、監督の意思を選手に伝えやすく、その指揮の影響が大きい
平成時代から少しずつ崩れつつはあるが、日本は基本的に縦社会。
上下関係という点でもまだまだ色濃く残っている世界もある。
そのような縦社会においては、上司や先輩が言うことは絶対である。
野球では、イニング間やプレー中のサインなどで監督という名の上司の意思がそのゲームに
反映される仕組みになっている。
旧時代からの社会情勢とマッチして、広く受け入れられてきた面もあるのだろう。


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新人選手の獲得には、日本プロ野球界にはドラフト制度があるが、日本プロサッカー界にない。
ドラフト制度について考えてみよう。


大きなメリットとして、チーム間の戦力格差を小さくする。
ドラフト会議には、選手が競合した場合の抽選や当該年度のシーズンで下位のチームから先に選手を指名していけるウェーバー制がある。
巨大資金を持つチームも、資金だけで良い選手を獲得することはできない。
結果、競争力のあるリーグになるという構図である。


では、ドラフト制度のないサッカー界では、戦力格差が生まれてしまうのでは⁇という問題。
野球とサッカーという競技の違いにも言及する。
野球はチームスポーツでありながら、ピッチャー対バッターという1体1の戦いを基にゲームが進行していくため、個人競技という側面も強い。
そのため、良い選手を獲得することは、そのまま戦力アップに繋がりやすい。
サッカーにおいても、もちろんそのような面はあるが、監督の戦術や思想との相性、チームプレー、コンビネーションも重要であり、良い選手がそのまま能力を発揮できるとは限らない。
出場機会の問題もある。
野球には、ウエスタンリーグ、イースタンリーグという、いわば2軍の確立されたリーグがあるが、サッカー界では、あまり確立されていない。
なのでサッカー界においては、強豪チームでは出場機会が得られないと考え、あえて下位のチームやJ2やJ3などの下のカテゴリに入団する有力選手も多い。
移籍のハードルも、サッカーは野球ほど高くはない。レンタル移籍という制度もある。


サッカー界においてもドラフト制度があった方が良いとの話が出た時もあったが、それぞれのスポーツの情勢を踏まえて、然るべき姿になっていると言えるだろう。