リバプール ティアゴ・アルカンタラから見る理想
日本時間未明に行われたトットナム対リバプール戦を観戦した。
その中で個人的にお気に入りのプレーヤー、ティアゴ・アルカンタラについて紹介しようと思う。
スペインブラジルの二重国籍、スペイン代表、29歳、174センチ。
今季ドイツのバイエルンミュンヘンからリバプールに移籍金推定34億円で移籍してきた。
リバプールでは4ー3ー3のフォーメーションの中盤、セントラルミッドフィルダーを務める。
どちらかというと中盤の低いエリアに位置し、攻撃で力を発揮する選手。
ポジションやプレースタイルのイメージで、元バルセロナのシャビ、現川崎フロンターレの大島僚太に似たタイプだろうか。
中盤の低い位置でプレーする攻撃的な選手の良し悪しを判断する時の、1つの材料がある。
それは受けたボールを、前方に進められるかどうかというところである。
当然の事ながら、サッカーは相手ゴールに向かってボールを動かさなければ、最大の目的であるゴールは生まれない。
逆に相手は、その最短ルートである中央エリアは人数をかけて、ディフェンス網を敷いている。
その厳しいエリアでボールを受ける時、安全にボールを繋ぐことはもちろん大切である。
奪われる事は、カウンターでピンチを迎える事を意味する。
ただ、安全ばかりを重視して、バックパスが多くなってしまっては、相手ゴールから遠ざかってしまうし、相手の勢いを増してしまう事にも繋がる。
ティアゴは、サッカーの基本技術である、ボールを運ぶ、ボールを受ける、ボールを蹴る、言い換えると、ドリブル、トラップ、キックのレベルが非常に高い。
プラス判断スピードも早く、淀みなくボールが前線へ運ばれていく。
もちろんバックパスや横パスをする事もある。
ただそこからのボールの動きを見ていると、その一本のパスで相手のプレスを回避したり、ボールを逆サイドに届けたり、他の選手がポジショニングを変える時間を作ったり、いろいろな意味を持たせている。
サッカーにはいろいろな観戦法があるが、1人の選手に注目して、そこからのボールの動きを観察するという見方もある。
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