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香川真司 キャリアの行く先は

元日本代表、香川真司がギリシャスーパーリーグの強豪、PAOKへの移籍を決断した。

スペインでのプレー継続を希望し、今シーズンはプレーするチームが決まらず、もどかしい時間が続いていた。


ギリシャリーグは、パナシナイコスというチームが圧倒的に強く、PAOKはそれに続く第二勢力という

事になる。

見る機会が少ないリーグではあるが、サポーターが熱狂的である一方、国の財政難の煽りを受けてか、給料未払いのチームの話なども聞く。

まずは、そういったピッチ外での問題に巻き込まれず、サッカー選手として集中できる環境に身を置ける事を願う。


ピッチ上での彼の成功のカギとなるのは、周りからの信頼を得る、チーム戦術との合致、この2点が肝要である。


彼は、周りとの連携で生きる選手である。

周りを生かし生かされ、中盤でパスを出せば戻ってくる、戻ってきたボールを自分でシュート、またはラストパスでゴールをお膳立て。

そんなイメージのプレーが望ましい。


最大の特徴は、ペナルティエリア付近の、ピッチ全体で最も人が密集しスペースがないエリアでも、わずかなスペースを見つけることができ、またそこでプレーできるだけの技術とアイデアを持っている。

かつて所属したマンチェスターユナイテッドが彼を獲得した理由も、当時監督を務めていたアレックスファーガソンが、その密集地域を突破するラストピースとして獲得したと言われている。

その特徴を生かすには、適切なポジションを取り、適切なタイミングで周りからパスを提供してもらう必要がある。


またポジションとしては、トップ下、中央でのプレーを期待したい。

彼は、サイドや後方のプレーヤーではない。

そういう意味では、活躍するには一定の条件が必要な選手で、チーム戦術との絡みがポイントになる。

攻撃的なエリアを縦横無尽に移動しながら、様々な所でボールを触る。

調子の良し悪しの目安として、ボールにたくさん触れているかどうかが、分かりやすいバロメーターになる。

ゴールから遠い位置ではなく、最終的にはゴール前でボールを持った時が、1番相手にとって怖いプレーができる。

そんなプレーが1試合に何回見られるか。

ボールに数多く触りながら、リズムを作り、気持ち良くプレーした時は、彼の真骨頂が見られるだろう。