ヴァンフォーレ甲府とはくばく
山梨県甲府市を本拠地とするJリーグチーム、ヴァンフォーレ甲府。
2000年頃、経営危機に陥ったこのチームのスポンサーに名乗り出て、現在に至るまでスポンサーを継続しているのが、株式会社はくばく である。
麦や玄米などの穀物を加工した商品を展開しているらしい。
サッカー観戦をしていると、インパクトのあるスポンサーの名前やロゴなどが目につく事があるが、私の中では、ヴァンフォーレ甲府と言えば、はくばくのイメージである。
ヴァンフォーレの経営危機を救ったはくばくだが、その2000年代初め不幸に見舞われる。
本社工場で火災が発生してしまったのである。
その時、はくばくの危機に立ち上がったのが、ヴァンフォーレ甲府のサポーターである。
はくばく商品を積極的に購入するように運動を展開した。
そうしてお互いの危機を乗り越えた両者には、特別な信頼関係があり、20年を経た今もスポンサー契約は継続している。
記憶に新しい2016年には、それ以前にヴァンフォーレのマスコットガールを務めた事もある成田さやかが、
「新宿駅にヴァンフォーレユニの人達がwwはくばく恥ずかしい。(笑)」
ツイッターに投稿し、炎上した。
サポーター達は、はくばくの文字がついたユニフォームをダサイとけなしたと感じ、怒りを爆破させた。
その後、成田さんは、釈明、謝罪をしたが、サポーターの憤りはかなりのものだったと想像できる。
頻繁にメインスポンサーが変わるクラブもあれば、ヴァンフォーレのように、長く付き合っていくクラブもある。
クラブ、サポーター、スポンサー、全ての人たちの関わりでチームは存在している。
その事を強く思わされるエピソードである。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。