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ゴールキーパー論② モダンキーパーの特性

今回はゴールキーパーの特性や求められるスキルについて触れてみようと思う。

ゴールキーパーの最大の仕事は、もちろんゴールマウスを守る事だが、モダンサッカーにおいては、ペナルティーエリアを飛び出してのディフェンスラインのカバー、またはその繋ぎに入る、よってボール捌きやキック技術も重要なスキルとなっている。


現在、世界最高峰のキーパーと言えるレアルマドリード所属ベルギー代表クルトワ。

199センチの長身でありながら、その技術は巧み、利き足の左足の技術だけでなく右足まである程度のレベルで扱えるというから素晴らしい。

対戦相手もまずその左足からのキックを警戒して、そちら側からプレッシャーをかけてくるが、逆足も利用しながら、正確なキックで味方にボールを繋いでくる。

セービング技術やポジショニング、安定感など、その他のキーパー技術ももちろん世界トップレベルである。


現在、日本代表の守護神の2人について言及してみようと思う。

ロシアW杯でゴールマウスを守った川島は、シュートへの反応やその安定感が持ち味。

攻撃に参加する事よりも、ゴールに近いところを主なプレーエリアとするゴールキーパー。

積極的に前線からプレスをかけるチームより、引いたディフェンスラインを敷く戦術のチームの方が適合しやすい。


対して、ベルギーのシントトロイデンでプレーするシュミットダニエルは、197センチの大柄な体躯を生かしてのセーブやハイボールの処理、また足元のテクニックやキックも一定の水準を備える現代的な万能型キーパー。

世界的にキーパーの大型化も進んでおり、その長身も含めて世界水準で戦う上で必要なスキルやメンタルの習得をより期待したい。


どちらが良いというのではなく、そのチームの戦術やメンバー構成により求められるプレーは変化する。

Jリーグでは、外国人が正キーパーを務めるチームも多く、日本人の優秀なキーパーはやや人材難という見方もあるが、経験がモノを言うポジションなだけに、国産キーパーの奮起を切望する。